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ARTEC COOL DRIVEのレビュー

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ARTEC COOL DRIVE

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10段階評価 コメント
音質 7 簡単な操作で多彩な音
操作 6 変わっているが覚えると簡単
信頼 5 今のところ故障無し
価格 6 コストパフォーマンス良し 新品で8000円ぐらい
総合 7 値段を考えずに良い音
評価は5が普通の基準で前後する目安としてください。



最近妙に安売りで目立っているアーテック。そんな安売り機種よりちょっとだけグレードの高いクールドライヴをご紹介しよう。

こちらはかなり個性的な操作性で「SHAPE」と呼ばれる2つのツマミから様々な音を作ることが出来る。その2つは「PRE」と「POST」と書いてあるので、おそらく歪ませる前と後ということだと思う。
更に単なるトーンではなく、簡単なパラメトリック・イコライザーになっている。ちょうどシュレッドマスターのコンター・ツマミと同じだ。そんなツマミで歪みの前と後を調整できるのだからどんな音がするのか楽しみになってしまう。

では音を出してみよう。
まず上記2つのツマミとGAINを真ん中で音を出す。アレ?なんかバリバリな汚い歪みになっている。なんじゃコリャ!
そしてPREを右へ回してみたら急に良い音が聞こえてきた、ゲインも急激に下がっている。なるほどやはりこの2つのツマミがポイントなのだな、といろいろいじくってみた。

結果、かなり気に入った!
まずPREツマミの動きを説明しよう。ツマミの下に書いてある図は音域のカーブを描いている。つまり右へ回すと中音の無いドンシャリ、左へ回すと中音強調だということ。これはPOSTも同じ動き。
そしてPREツマミに限っては左へ回すと中音をブーストするらしく、ゲインも上がる。PREを左へ回すほど荒い歪み方になる。右へ回すとゲインも下がるので大人しい歪みに変わる。
POSTツマミで仕上げということになる。左へ回すと甘くまとまった音になる。右へ回すとドンシャリの音になる。

この2つをうまく組み合わせることにより、いろんな音を作り出すことが出来た。

フュージョン系の音を出すには、PREを右に回しきってからPOSTを調整するのが良いみたいだ。ソロ向きの音ではPOSTを9時ぐらいにして中音を足してやる。シングルコイルでゲインを9時程度なら和音を弾いてやっと歪む程度。硬く太い音が出来上がる。
バッキング音にしたいならPOSTを2時ぐらいにすると、ベルトーンが出てほんのちょっと歪んで心地良いカッティング音を作れる。

一方、ロック系の音を作るには、PREを左に回しきってから音作りするのが良い。その状態でゲインフル、POSTを2時ぐらいにするとドンシャリなヘビィメタっぽい音が作れる。でもリード音を強調する中音は出ているので埋もれることなくヌケが良い。
ハードロック系にするにはPOSTを10時ぐらいにするのが良いだろう。綺麗にまとまった歪み音を出してくれる。

ちなみにいちばん上の全体写真がフュージョン系ソロ向きのセッティング、すぐ上のツマミのみの写真がドンシャリ・ヘビィメタのセッティング。

ゲインの幅も広く軽いカッティングに合う歪みからヘビィメタ系までこなせる。

実売価格で8000円程度だから試してみるのも良い選択だと思う。

最後に注意点。こちらのモデル=ARTEC全部かな?アダプタージャックの極性が逆になっている。これは気を付けなければいけない。たぶん保護回路は入っているだろうが、改造しない限り普通のアダプターは使えないということを覚えておいていただきたい。

2008.05.20


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